オンプレミス型アウトバウンドコールシステムのメリット・デメリット


アウトバウンドを効果的に行うためには「コールシステム」の導入が重要です。そのコールシステムにもさまざまな種類があり、「オンプレミス型」と「クラウド型」で違いがあります。そこで、オンプレミス型アウトバウンドコールシステムのメリット・デメリットについて解説します。

オンプレミス型とは?

「オンプレミス型」とは、システムの導入方法の一種であり、社内に専用サーバを設置してシステムを管理するタイプです。社内でシステムを管理するので、情報漏洩のリスクが抑えられるメリットはありますが、サーバの設置や管理にコストや手間がかかる点はデメリットになります。

オンプレミス型アウトバウンドコールシステムのメリット


オンプレミス型アウトバウンドコールシステムには、以下のメリットがあります。

自社向けにカスタマイズしやすい

オンプレミス型のコールシステムは「自社向けにカスタマイズしやすい」というメリットがあります。オンプレミス型のシステム環境は全て自社内で構築する仕組みであるため、システムを自由にカスタマイズすることができます。オンプレミス型のコールシステムを利用する現場の声をすぐにシステムに反映することができるため、常に自社に最適な条件でコールシステムを運用できる点が大きなメリットです。

導入済みの社内システムとの連携がしやすい

オンプレミス型のコールシステムは「導入済みの社内システムとの連携がしやすい」というメリットがあります。前述の通り、社内でサーバを管理する仕組みであるオンプレミス型システムは、自社向けにシステムをカスタマイズする余地があります。そのため、すでに社内に導入しているさまざまなシステムを、オンプレミス型のコールシステムと連携して業務を進めることができるようになるのです。

セキュリティを強固にできる

オンプレミス型のコールシステムには「セキュリティを強固にできる」というメリットがあります。オンプレミス型はシステム運用において社内ネットワークを利用するため、外部ネットワークへの情報漏洩やインターネットを介して不正侵入される脅威などのリスクが軽減されます。そのため、自社のセキュリティポリシーに合わせたセキュリティ環境で運用できる点がメリットです。

オンプレミス型アウトバウンドコールシステムのデメリット

一方で、オンプレミス型アウトバウンドコールシステムには、以下のデメリットがあります。

導入にコストがかかる

オンプレミス型のコールシステムには「導入にコストがかかる」というデメリットがあります。クラウド型との最大の違いは「社内に専用サーバを設置する」ことにあります。サーバの購入やソフトウェアのインストールなど、オンプレミス型コールシステムは何かと初期投資が必要であり、導入費として最低でも数百万円かかるケースが多いです。また、運用もすべて自社でまかなう必要があるため、ソフトウェアの更新やサーバの管理に必要な人件費など、さまざまなコストがかかる点は無視できません。

導入に時間がかかる

オンプレミス型のコールシステムには「導入に時間がかかる」というデメリットがあります。自社でコールシステムのシステム環境を構築するためには、最短でも1ヶ月かかりますし、システム要件によっては半年~1年程度かかることもあります。すぐにでもコールシステムを導入してアウトバウンドコールの業務を効率化したい場合には、どうしても導入の手間がネックになってしまいます。

運用のためのエンジニアが必要

オンプレミス型のコールシステムには「運用のためのエンジニアが必要」というデメリットがあります。システムの運用を社内で行う必要があるため、システム運用・改修などの作業には当然ながらシステム部門のエンジニアが欠かせません。コールシステムの運用にエンジニアの人手を割かなければならず、場合によってはエンジニアの増員も必要になるでしょう。

デメリットが気になるなら「クラウド型」の導入を検討しよう


オンプレミス型のアウトバウンドコールシステムには、メリットも多いですが無視できないデメリットも数多く存在します。これらのデメリットがどうしても気になってしまうのであれば「クラウド型」のコールシステムを導入することをおすすめします。

クラウド型のシステムは、オンプレミス型のシステムが持つメリット・デメリットを真逆にしたような特徴を有しています。導入コストはかかりませんし、運用もベンダーに任せることができます。もちろん、カスタマイズ性やセキュリティ性においてデメリットが発生しますので、それらの点を総合的に考慮してオンプレミス型・クラウド型のどちらのコールシステムを導入するか検討してください。

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まとめ:オンプレミス型の特徴を把握してアウトバウンドコールシステムを導入しよう

オンプレミス型のアウトバウンドコールシステムには、メリットも豊富ですがデメリットも無視できません。システムを導入するにあたっては、メリットを見るだけでなく、デメリットについてもしっかりとシミュレートし、メリットを最大化できる選択肢を見つけ出してください。

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