クラウドCTIとは?メリット・デメリットやオンプレミス型との違いを比較
CTIシステムを比較検討する際のポイントの1つに「クラウド型」と「オンプレミス型」があります。この2つはよく聞く言葉ではあるものの、実際にはどのように違うのか、イマイチ理解していない…という方も多いのではないでしょうか・
そこで、今回はCTIシステムが、クラウド型とオンプレミス型で、どのように違ってくるのかをご紹介いたします。
さらにCTIシステムの種類や機能について知りたい方はこちらをご参照下さい
そもそも「CTIシステム」とは?
一般的な機能としてのCTIシステムは、着信のあった電話番号をもとに、CRM(顧客管理システム)上の情報を自動検索し、オペレーターが使用するコンピューターの画面上に表示することを可能とするシステムです。これにより、電話を取る前に顧客情報を把握できるため、オペレーターの作業効率や応対品質の向上が期待できるようになります。
さらにPBX(機内電話交換機)、CRMシステム、SFA(営業支援ツール)等と連携させていくことで、電話問い合わせの応対業務を効率化することが可能です。
そして、そのCTIシステムは「クラウド型CTIシステム」と「オンプレミス型CTI」に分けられます。
CTIシステムの詳しい解説については「CTIシステムとは?種類・機能・メリットを徹底解説」をご覧ください。
クラウド型CTIとは
クラウド型のCTIシステムは、クラウド上に設置されたサーバーからサービスが提供されます。そのため、サーバーやシステムを自社に設置する必要がなく、導入コストを抑えた上で、短期間での導入が可能です。インターネットとパソコン、ヘッドセットがあればすぐに導入することができるのもメリットといえます。また、近年発生した新型コロナウイルス感染症の影響により、在宅ワークやテレワークの普及も増加しました。この点からも、クラウド型CTIシステムはカスタマイズ性が高いといえます。
オンプレミス型CTIとは
オンプレミス型CTIは、クラウド型CTIとは反対に、自社のシステム用のサーバーを設置した上で、社内で運用していく形式になります。
自社システムの連携等、柔軟なカスタマイズ性ができる点がメリットとなり、さらにインターネットに接続する必要がないため、高いセキュリティの維持が可能です。
しかし、オンプレミス型CTIの構築は設備が必要になるため、導入までの時間がかかったり、コストが高くなるデメリットもあります。
クラウド型CTIのメリットについて
ここからは、クラウド型CTIシステムのメリットについて詳しくご紹介いたします。
導入コスト・運用コストが安い
クラウド型CTIには「導入コストが安い」というメリットがあります。
クラウド型のシステムは、上記でもご紹介したように自社にサーバーや専用機器等の設備を導入する必要がないため、その分だけでも大幅なコストの削減になります。
具体的な金額はシステムごとに異なるものの、オンプレミス型の導入コストが100万円前後になるケースもある一方、クラウド型CTIは数十万円かそれ以下の初期費用だけで済むケースが多く見られます。
また、運用コストもサーバーが不要である理由から人手を割く必要がなく、システムアップデートは提供会社側で行われるため、手間をかけずにシステムを最新の状態に維持できます。
導入スピードが早い
クラウド型CTIは「導入スピードが早い」というメリットもあります。これは、サーバー等の設置が不要であることが大きな理由であり、システムの導入に必要なものはインターネット環境だけであるため、スピーディーに導入完了できるケースが多いです。
こちらもシステムにより異なるものの、オンプレミス型のシステム導入が数ヶ月かかるケースがあるのに対して、クラウド型の場合は最短で1週間前後で導入完了することもあります。
場所を選ばずに利用できる
クラウド型CTIは「場所を選ばずに利用できる」という最大の特徴があります。システムの利用場所がネットワーク上にあるため、社外であってもネットワークを介してCTIシステムを利用できます。
これにより、PCやヘッドセット、インターネット等の環境を整えてしまえば自宅での業務が可能となるため、オペレーター業務も「テレワーク化」を推進できます。
選択肢が多い
クラウド型CTIは「システムの選択肢が多い」というメリットがあります。
昨今、ビジネス向けのシステムはほとんどがクラウド型のもので占められているため、オンプレミス型にこだわるとシステムの選択肢が限られてしまう可能性があります。
その点、クラウド型は多くのシステムで採用されているため、システムの幅も広く、システムの選択肢も非常に多いという特徴があります。
クラウド型にデメリットはないの?
ここまで、クラウド型CTIシステムについてのメリットについてご紹介してきましたが、デメリットはないのでしょうか。ここからは、導入時に気をつけたいクラウド型CTIシステムのデメリットについてご紹介いたします。
カスタマイズできないシステムが多い
クラウド型CTIは「カスタマイズができない可能性が高い」というデメリットがあります。オンプレミス型の場合、自社の専用サーバーを設置し、業務スタイルに合わせた形にカスタマイズでき、利便性が高まります。
反面、ネットワークを介して利用することになるクラウド型は、システムの多くが決まった形のままで利用することになるため、利用方法によっては使い勝手が悪く感じることがあるかもしれません。
ただし、クラウド型の中にはある程度のカスタマイズが可能なシステムもあるので、1度提供会社に問い合わせてみるといいでしょう。
セキュリティ面に不安が出る可能性がある
クラウド型CTIには「セキュリティ」に関してのデメリットがあります。これはネットワークを介して業務を行うため、どうしてもマルウェアやウィルス等の外部の影響を受ける可能性を捨てきれません。
特にテレワークのように社外でシステムを利用する形式を取る場合、ハッキング等の不正アクセスの影響を受けるリスクをいかに減らすことができるかは重要な課題となります。
まとめ:メリット・デメリットを理解してCTIシステムを選定しよう
CTIシステムをクラウド型とオンプレミス型を比較し、使い勝手や導入メリットの点において様々な違いがあることをご紹介いたしました。
どちらにもメリットとデメリットがありますので、比較検討する際には、自社の業務スタイルや取り扱う情報、サービス内容等を十分考慮して、どちらのタイプがベストなのかを検討してみて下さい。
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