CTIシステムは無料で使える?無料CTIのメリット・デメリットと注意点
CTIシステムは、顧客対応や電話営業、ヘルプデスク等のコールセンターにおいて欠かせないシステムであり、適切なCTIシステムを導入することにより、オペレーターの応対品質向上につながります。しかし、「本当に使いやすいのか」「導入することによりどのようなメリットが得られるのか」等、なかなか導入後の想像がしづらい方も多くいらっしゃいます。
そこで、今回は「お試し版」や「機能制限」がされているものの、基本的な機能のほとんどを網羅している「無料のCTIシステム」についての詳細や、メリット、デメリットについて詳しくご紹介いたします。
CTIシステムを無料で使うには?
CTIシステムを無料で使うには、どんな方法があるのでしょうか。ここでは、無料でCTIシステムを利用する方法についてご紹介いたします。
完全無料の製品を使う
無償で提供されているシステムや、無料プランのあるサービスを選ぶ方法です。ただし、有料版と比較して利用できるユーザー数や使える機能に制限があります。オペレーターの人数が少ない、またはシンプルな機能のみで問題ない場合にはお勧めです。
有料製品の無料トライアルを利用する
有料製品の無料トライアルを一定期間利用するという方法です。製品の機能を確認したり、どのような使用感で使えるのか、費用対効果等を試すことが大きな目的となるため、長期的に無料で使用したい場合には適していません。
無料で使えるCTIシステムのメリットは?
無料で使えるCTIシステムのメリットにはどんなものがあるのでしょうか。無料のCTIシステムは、コスト削減や基本的な業務効率化を実現する手段として有益ですが、ビジネスの要件や将来の成長戦略に合わせて有料にする等、随時検討が必要となることも理解しておく必要があります。
ここでは、無料で使えるCTIシステムのメリットについてご紹介いたします。
コストの削減につながる
無料のCTIシステムを利用することで、ハードウェアの導入に関する費用やライセンス費用等、導入に関する費用を節約することができます。特に中小企業やスタートアップ企業の場合、初期投資を最小限に抑えながらCTIシステムを利用できるのが大きなメリットといえます。
導入が容易である
無料のCTIシステムは、多くの場合クラウドベースで提供されています。これにより、専用のサーバー等のインフラストラクチャ(基盤施設)の構築が不要となり、Webブラウザ等を介してアクセスすることができます。場所やデバイスを選ばずに作業ができるため、在宅ワークやコワーキングスペースでの作業等、非常にフレキシブルな業務環境を構築できます。
基本的な機能が全て無料で使えることが多い
CTIシステムの基本機能である、通話の発着信制御や着信コールのポップアップ表示、顧客情報の自動表示等、基本的な機能を全て無料で使えるのも、無料のCTIシステムの魅力です。これにより、通話の受け答えや顧客対応の効率化が実現でき、ユーザーの満足度向上やオペレーターの架電ミスといったリスクを減少させることが可能です。
アップグレードに対応している
多くの無料のCTIシステムは、基本的な機能のほとんどを網羅していますが、ビジネスの成長や企業の拡大に応じて機能を拡張するための、有料プランへのアップグレードを可能にしています。必要に応じてシステムの拡張等、柔軟性を保ちながら、使用しているCTIシステムを進化させることができます。
デメリットについても知っておこう!無料で使えるCTIシステムの注意したいポイント
無料で使えるCTIシステムには、もちろんデメリットも存在します。無料のCTIシステムを使用する際には、企業が展開しているビジネスのニーズや戦略に合わせて、注意深く選定していくことが大切です。
ここでは、CTIシステムのデメリットについて、詳しくご紹介いたします。
機能や利用期間に制限が施されている
無料で使えるCTIシステムは、大きく分けて2種類あります。「無料期間があるお試し用」と「機能制限を施してある無料版」の2タイプとなります。
無料のCTIシステムは、機能に制限がかかっていることがほとんどです。高度なカスタマイズや複雑な業務プロセスへの対応が難しく、ビジネスの成長や進化に伴って、必要な機能や柔軟性が不足する可能性が高くなります。
また、ある程度無料期間を設けた上で「これ以上使用する場合はライセンス料が必要となります」という形で、利用制限を設けているCTIシステムもあります。
セキュリティやプライバシーにリスクがある
機能に制限がかかっている他にも、セキュリティやプライバシーの保護が、無料のCTIシステムの場合は十分ではないことが多くあります。特に、ウィルスやマルウェア等の感染により、顧客情報や企業データの漏洩、悪用のリスクが高まることは知っておいた方がいいでしょう。データの安全性を確保するためには、無料のCTIシステムに頼らないセキュリティ対策を講じておく必要があります。
サポート体制が限定されている
無料のCTIシステムでは、カスタマーサポートが十分に提供されない可能性があります。システム障害や何らかの問題が発生した際、迅速な対応が得られないこともあり、業務の運用に影響を及ぼすリスクがあります。適切なサポートを受けるためには、多くの場合有料プランへの移行が必要となります。
カスタマイズに制約がある
有料のCTIシステムは、コールセンターの規模や業務内容に応じたカスタマイズが可能ですが、無料のCTIシステムでは、カスタマイズや既存システムとの統合が制約されていることが多くあります。
企業独自の業務プロセスやツールとの連携を確実に行うためには、システムに十分な柔軟性やカスタマイズできる機能が必要です。無料版の場合は、このような要件に対応しきれません。
無料のCTIシステムは「導入検討の材料」として有効
無料のCTIシステムは、基本的に「導入前の検討材料」として活用するのがお勧めです。上記でご紹介したように、機能や利用期間に制限があるものの、システムの操作性やUI(ユーザーインターフェイス)の見やすさ等は十分無料期間で試せます。CTIシステムの導入に失敗したくない際には、無料のCTIシステムでお試し運用をしてみた上で、導入を検討すると安全かつ確実です。
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